岐阜県北部から富山県西部を通り富山湾に注ぐ一級河川、庄川の上流で予定されている産業廃棄物の最終処分場の計画について、下流にあたる富山県の市民団体が住民およそ3400人の署名とともに建設中止を求める請願書を岐阜県に提出しました。
岐阜県庁を訪れたのは、富山県西部の住民有志でつくる「庄川水源の産廃施設に反対する市民の会」です。

市民の会は、岐阜県高山市で計画されている産業廃棄物の最終処分場の建設を許可しないよう、岐阜県知事にあてて住民3429人の署名とともに請願書を提出しました。


市民の会の谷垣利治事務局長は次のように訴えました。
「何としても中止をしていただきたいという市民の切なる願いを見える化するために、微力ではありますが活動しております」

最終処分場の建設が計画されているのは、高山市荘川町六厩の山間部です。

2019年、富山市の産廃処理業者が岐阜県に事業計画書を提出し、現在、業者が県の条例に基づき、環境への影響調査を行っています。
処分場の建設計画地は庄川の水源にあたり、川の水が汚染されるリスクが高いとして、流域の住民をはじめ、農業団体や漁協などが下流域への影響を懸念しています。

市民の会は土砂災害や地震で廃棄物が混入した土砂が流れ出すリスクがあるなどとして、処分場の建設計画中止を岐阜県側に求めました。
参加した高岡市の女性も次のように将来への不安を口にしました。
「富山の水は本当にきれいだと言われています。将来にわたって安心安全な水を確保してほしい」

また、市民の会では、設置の許可を判断する岐阜県知事による現地視察なども要望しました。
請願書を受け取った岐阜県の環境エネルギー生活部は、産廃処理業者から正式に設置許可の申請が出されたら厳正に審査したいとしています。











