富山市が2027年度からの導入を目指す家庭ごみの有料化をめぐり、市は住民との意見交換会を始めています。

富山市は、ごみの減量化や資源化の推進などを念頭に、燃やせるごみと燃やせないごみを有料化する方針です。
これをめぐり、10月10日には市と住民との意見交換会が水橋地区で行われました。
富山市職員「できるだけ市民の皆様の、お考えに沿った納得のできる制度としてまいりたい」
有料化の方法について、市は専用のごみ袋を購入してもらうことで廃棄物処理の手数料を徴収するとしています。
ごみ袋は10から45リットルの4種類で、手数料は1リットルあたり1円程度。市によりますと、大人2人、子ども2人の標準世帯では年間3600円程度の負担額になるということです。
参加した住民からは、「最大45リットルでは小さい」という声に加えて、こんな意見も。
住民「プラスチックが有料の対象外なら、どんな袋で出してもよろしいんですか」
富山市職員「透明な袋、市販のものを使っていただくことも、現状も可能ですので、そこは継続して」
住民「集める人がそれをよく理解していなかったら『これ不法投棄だからダメです』って引き取らなかったら誰が責任もつんですか。そういうのもちゃんとごみ集める人が教育してくださいよ。そうしないと意味ないじゃない」
市は10月中に合わせて9つの地区で意見交換会を行い、そこで出た意見を踏まえ来年度の条例改正と、2027年度の有料化を目指すとしています。