北アルプス剱岳の標高2900メートル付近の登山道で11日、千葉県の56歳の女性が転倒、右足を骨折する重傷を負い、消防防災ヘリで救助されました。

富山県警上市警察署によりますと、11日午前10時20分ごろ、中新川郡立山町芦峅寺の剱岳・別山尾根(標高約2,900メートル)で、千葉県から来ていた56歳のパート従業員の女性が転倒しました。

同行していた人が宿泊予定の山小屋を通じて警察に救助を要請、県警山岳警備隊と富山県消防防災ヘリ「とやま」が現場に出動し女性を救助、富山空港で救急隊に引き継ぎました。

女性は右足を骨折する重傷です。

当時の天候は雨で、女性が下山途中、濡れた岩場で足を滑らせて転倒したとみられます。
女性は8人のグループで3泊4日の日程で剱岳周辺を登山する予定でした。

警察が引き続き詳しい事故の状況について調べています。