高岡市消防本部は、現住建造物等放火などの罪に問われている消防士、林陽太被告をきょう7月1日付けで懲戒免職処分にしました。

処分を受けたのは、高岡市消防本部総務課付の林陽太被告です。

6月30日の初公判より 富山地裁

高岡市消防本部が処分の対象としたのは、きのう6月30日の初公判で林被告が認めた起訴内容のうちの4点です。

1.令和6年5月中旬ごろ、女性の車にGPS機器を取り付け、6月3日から5日にかけて位置情報を複数回にわたり取得した。

2.令和4年8月12日、富山市内の住宅の郵便受けに灯油とガソリンの混合油を流し込んで放火した。

3.令和6年5月31日、立山町のアパートの郵便受けにガソリンを流し込んだ。

4.令和6年5月14日と26日、高岡市内の消防署に設置されている女性消防士専用室の出入り口ドアの暗証番号を解除して侵入した。

2022年8月12日 富山市内
2022年8月12日 富山市内

高岡市消防本部の有澤智文消防長は、1日の記者会見で、処分の理由について「初公判で林被告が放火とストーカー行為について認めた」ことを挙げました。

そのうえで林被告が逮捕された際に会見を開かなかった理由については「警察の捜査に影響を及ぼすことを考え発言を控えていた」と答えました。