高岡市議会は補選へ

一方、今回の市長選をめぐり、市議の補欠選挙に注目が集まっています。

出町氏と中川氏の2人が任期満了日半年前の5月20日以前に辞職し、高岡市議会の欠員が5になった場合、市議補選が実施されるためです。

市によりますと、補選にかかる費用は概算で7000万円にのぼるということです。

本会議終了後、中川氏は26日付けの辞職願を議長に提出しました。

高岡市長選に出馬表明 中川加津代 氏
「補選にかかる経費については色んな情報でみなさん市民の方々も危惧しているのは重々認識しております。その点については粛々とルールにのっとって私は私の道をしっかりと歩んで、市民の皆さんのご理解をいただけるように努力していきたい」

一方の出町氏は、辞職日を空欄にして辞職願を提出、「議長に判断を任せる」としました。

高岡市長選に出馬表明 出町譲 氏
「私自身はもうこれで議員活動をやらないという立場なんです。ただ一方で(選挙費用などに)1億円近くかかるというのも私は十分そこの状況も理解しております。だからこそ私自身というよりもやはり大局的に議長が判断なさるというのがとても大切だと思っております」

辞職願は現在、議長預かりとなっていて、高岡市議会では27日に各派代表者会議を開き、今後の対応を協議する方針です。

高岡市長選は6月22日公示、29日投開票です。