気象庁によりますと、日本付近の上空に7日(金) から再び強い寒気が流れ込んでいて、この後も9日(日)にかけて、北日本から西日本では日本海側を中心に広い範囲で大雪や非常に強い風が吹き、大荒れの天気となります。

10日(月)からは、冬型の気圧配置は次第に緩む見込みです。

衛星画像 8日午後3時 気象庁

■大雪
強い寒気の影響で、北海道地方や本州の日本海側では、すでに記録的な大雪となっ ている所があります。

7日夜は北陸地方へ発達した雪雲が流れ込んで降雪が強まり、短時間に積雪が急激に増えました。引き続き、北日本から西日本にかけての地域では、9日にかけて、日本海側を中心に山地・平地共に大雪となり、積雪がさらに多くなる所があります。普段雪の少ない北日本から西日本の太平洋側でも内陸を中心に大雪となる所があるでしょう。

■予想される24時間降雪量(多い所)
     9日12時まで 10日12時まで
北海道地方    30㎝  30㎝
東北地方     70㎝  50㎝
関東甲信地方   70㎝  30㎝
北陸地方     70㎝  40㎝
 石川県能登山地 10㎝  7㎝
 石川県能登平地 10㎝  7㎝
東海地方     50㎝  20㎝
近畿地方     50㎝  30㎝
中国地方     50㎝  10㎝

■暴風雪・暴風、高波
北日本から西日本にかけての地域では、8日(土)は日本海側の海上を中心に非常に強い風が吹いて海は大しけとなる所があります。

■防災事項
大雪による交通障害、暴風雪・暴風や高波に警戒。屋根からの落雪、なだれ、電線や樹木への着雪、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

強い冬型の気圧配置が続いていることから、最新の防災気象情報に注意してください。

令和6年能登半島地震で損傷を受けた家屋では積雪の重みによる倒壊に、損傷を受けた海岸施設の周辺では、越波による浸水に注意が必要です。

次に雪と雨と風の動きを3時間ごとのシミュレーション画面で見ていきます。