"ご入金のみ"は計7回
また、政治資金パーティーの案内状に「ご入金のみ」の項目を設けたことが、寄付の呼びかけに当たると指摘を受けた問題について、国民民主党の向山好一議員はパーティーを始めた時期や開催の頻度を質しました。

国民民主党 向山好一 議員
「過去も入金のみというのがいつからあって、何年間こういった選択肢があったんでしょうか」
自民党 田畑裕明 議員
「すみません。あのー。正確には通告を受けていたわけではございませんので、数か年にわたるというふうにまずはお答えさせていただきたいと思いますが、年一度という頻度で開催をさせていただいてございました」
「ご入金のみ」の項目を設けたパーティー開催は年1回だったと述べた田畑議員。
しかし、ことし7月の釈明会見では2022年9月からことし3月まで開催していたとしたうえで、その回数について――
自民党 田畑裕明 議員
「過去に入金のみの項目を設けての開催。計7回ということでございます」
1年半の間に計7回「ご入金のみ」パーティーを開いていたと説明していました。年1回の頻度だとする政倫審の答弁と大きく異なります。さらに――
自民党 田畑裕明 議員
「もともと来れるかもしれないけど、という声もありましたので、その時にこのような記載を事務所の秘書がその欄(ご入金のみ)を作ったというのが実態でございます」
「秘書が『ご入金のみ』の欄を作った」と答弁しましたが、会見では――

自民党 田畑裕明 議員
「支援者の方より(パーティーに)出席はできないかもしれないが国政報告の内容を知りたいというご意見に対しまして、後日資料をお届けしたいと考え、入金のみとの記載をしたものでございます。事務所内で検討し私の判断で記載を用意しました」
秘書ではなく、自らの判断で「ご入金のみ」の記載を用意したことを認めていました。
またも会見の説明とは異なる答弁を政倫審で繰り広げた田畑議員。一体、どちらが真実なのでしょうか。
田畑議員を巡っては党員の無断・架空登録問題でも会見の説明に不明な点や矛盾が多く、その言葉の信憑性に大きな疑問符がついたままです。