"疑惑のオンパレード"が続く状態

自民党県連は田畑議員の党員問題を巡る処遇について県連から党本部への申請がない限り、衆院選の公認候補となる第一選挙区支部の支部長を選任しないことに決定しています。
立憲民主党の中谷議員は議員生命に関わる決定についても田畑議員の見解を質しました。

立憲民主党 中谷一馬 議員
「今後、支部長の選任を自らが目指す考えでありますか?」
田畑裕明 議員
「今般の富山県連の判断につきまして、私がこの場でコメントできる立場ではないと思っております」
立憲民主党 中谷一馬 議員
「それは目指されないということですか?」
田畑裕明 議員
「この場ではそのことについてコメントは控えさせていただきたい」
立憲民主党 中谷一馬 議員
「富山県連の対応もそうですが、田畑議員の認識も対応も極めて甘い、甘すぎると思います。田畑議員自身ですね。統一教会の問題から始まり、裏金の問題、幽霊党員の問題、また先ほど指摘させていただいたパーティー券の偽装購入疑惑。疑惑疑惑のオンパレードが続いている状態に対して信頼回復を目指して選挙戦を戦われたと私も記事を拝読させていただきました。その中でも富山の皆さんががっかりされている方が多いと思いますし、国民を馬鹿にしているのではないかと率直に思いました。その中で田畑議員、ここまで疑惑が出ているわけですから、議員辞職して一から出直す、そういう考えはありませんか?」
田畑裕明 議員
「先ほどからも申し上げてございますが、深い反省のもとにたち信頼回復のために今の職務を全力で尽くしてまいりたい」
立憲民主党 中谷一馬 議員
「職務を果たしていただくためにですね。説明責任を果たしていただきたいと思うんですけども、どの親族が年間いくらずつ負担をしていたのか?不適切な党員登録は党費の総額はいくらだったのか?」
田畑裕明 議員
「きょうは還付金のことについての場ということだったので、初めて通告されておりますので、お答えにかなうことができないことでご理解いただきたい」
立憲民主党 中谷一馬 議員
「このあと還付金の話に戻らせていただきます。今の件はのちほど審査会に示していただけますか?」
田畑裕明 議員
「会長のご判断に従いたいと思います」
無断または架空の党員登録問題について初めて国会で追及を受けた田畑議員。
富山県内の報道機関は会見を開くよう要請していますが応じていません。

報道陣からの「不適切な党員登録問題について会見を開かれる予定はありますか」「富山県の記者クラブで要請していますが説明責任を果されていると思いますか」という呼びかけには応じませんでした。
田畑議員への質問を終えて、立憲民主党の中谷議員は――

立憲民主党 中谷一馬 議員
「説明責任を果たすどころか、自分が悪くないということはペラペラとお話をされるんですけども、肝心要なことはですね全く答えず、またご自身が悪くないとおっしゃっていることに関する根拠も全く示されない、そういった状況でありました。普通に質疑を聞いていればですね、『息を吐くように嘘をつく』というような疑念を持たれても仕方がないんじゃないか。物証・根拠が今後出てこなければ国民に対して自分の発言1つ1つの重みというものを、国会議員として自覚をされていないんだと思いますので、県民の皆様、国民の皆様から厳しい審判を受けることになると思います」