焦点(3)音声データと田畑議員の説明に矛盾は…

3つ目の焦点は音声データと田畑議員の説明に矛盾がないかです。

田畑議員が10月2日に支援者と電話で交わした音声データでは、主導的な党員登録をしたとされる発言や一部の従業員の党費についてまとめて払っていたことにしてほしいと支援者に口裏合わせを求める発言がありました。

毛田キャスター
「音声データの中で田畑議員が『俺記録を見るとね、平成29年からどーんと御社の名前の社員の方で党員登録してるのね、実は』と発言しています。これ党員登録の関与を明確に示すご発言です。ご自身が党員登録をしたのではありませんか」

田畑裕明議員
「異なります。その社長との電話、その支援者との電話につきまして、もちろん、一言一句正確に記憶をしているわけではございませんが、やっぱり正直申しまして、選挙を控えた直前の時期でありまして、今般のこの党員登録の報道が出てしまい、大変なことだというふうに思ったわけであります。学生時代から大変旧知の仲であり、大変その気安さもあって、何とか穏便に済ますことができないかと思ってその方策を相談したのは間違いありません。しかしながら、何か意図的なとかですね、口裏合わせをしたとかっていうつもりは全くありません。非常に今思ってもですね、軽率だったというふうに反省するところでございます」

毛田キャスター
「その音声データで支援者がですね、一部の従業員の方について会社に集金に行ったら、まとめて払っとったっていうことで合わせてほしいと、まさに口裏合わせを求める発言もありました。これご親族が党費を支払っているならば、出ない発言だと思います。いかがですか」

田畑議員
「非常に情けない気持ちもございますけど、ついつい本当に学生時代からの旧知の仲の支援者につきましてですね、私の気持ちの気安さ、甘えですかね。そういうのがあったなというふうに考えてるとこでございます」

毛田キャスター
「音声データでは架空名義の名前を読み上げて、『生年月日とか書いてないから架空の方なんだと思う』と架空党員である根拠を示す発言がありました。ご自身が関与していなければ出てこない発言だと思います。いかがでしょう」

田畑議員
「もちろん関与はしてございません。親族がですね、信じきっていた私は信じきっていたわけでありましてA社と話して入党者を募る。また、党費も含めて支払う、そうしたことで甘えきっておりまして、その党費の手続き等については、きちっとなされたものだというふうに思い込んでいたというのが実態でございます」