フィリピンの東の海上で22日午前3時、大型の台風20号が発生しました。沖縄と奄美は、台風の進路によっては24から26日頃にかけて、大しけとなるおそれがあります。また台風周辺から流れ込む暖かく湿った空気の影響で雨が降りやすく、局地的に雨脚が強まる見込みです。

気象庁によりますと22日午前3時、フィリピンの東の海上で熱帯低気圧が台風20号になりました。

台風は1時間におよそ30キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心から半径560キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は12時間後の22日午後3時にはフィリピンの東の半径65キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

▼24時間後の23日午前3時にはフィリピンの東の
半径95キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

▼48時間後の24日午前3時にはフィリピンの東の
半径155キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

▼72時間後の25日午前3時には南シナ海の半径220キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。台風の中心が予報円に入る確率は70%です。