能登半島地震で液状化被害が出た富山県射水市の沿岸部では、液状化対策の工法を決めるための追加のボーリング調査が行われていて、市は年度末までに工法を決定したいとしています。
射水市港町で9日から行われているのは、地面に鉄の筒を打ち込んで地盤の状態を調べるボーリング調査です。

この調査は、液状化対策の工法を探るため射水市がことし5月に同じ地区の1か所で行なっていましたが、より広範囲の地層の詳細なデータが必要になったことから国が追加で2か所の調査をおこなうことになりました。
射水市建築住宅課市街地整備班 松原薫班長
「国の支援を受けてより詳細な土質状況を把握できることは工法を決定していくうえで重要な調査だと考えております。今後地元説明会を通してスケジュールなど情報を共有させていただきたいと思います」

この調査はおよそ10日間の予定で、射水市は年度末までに工法を決めたいとしています。
