1年生部員が見学中に砲丸の直撃受ける…
(3日午後6時15分放送「N6」より)
上市中学校で2日、部活動中に陸上競技部の顧問の教諭が投げた砲丸が、誤って生徒の頭を直撃する事故がありました。生徒は頭がい骨陥没骨折の重傷です。上市町教育委員会によりますと、砲丸を投げた教諭は安全確認をしていなかったということです。
記者:「こちらの白線付近から砲丸を投げ、6m先の生徒の頭部にあたったということです」
3日午後4時35分ごろ、上市中学校グラウンドの砂場で、陸上競技部顧問の20代の教諭が投げた砲丸が、部活動を見学していた1年生部員の右側頭部(みぎそくとうぶ)を直撃しました。
砲丸が直撃した生徒は救急車で病院に運ばれましたが、頭がい骨陥没骨折の重傷を負いました。命に別状はないということです。
記者会見:「今回の事故発生に起きまして、事故にあわれた生徒と保護者、ご家族の皆様に心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」
上市町教育委員会が3日午後4時から会見を開き、安全確認に問題があったとして謝罪しました。
校長:「投げた時には、やはり声掛けをおろそかにしていた。声をかけない状態で1投を投げたため、これが発生したと思っております」
当時、グラウンドの砂場の近くでは、部員が4人見学していて、顧問の教諭が模範投てきをした1投目で事故が起きました。けがをした生徒は教諭の左ななめ前方にいて、下を向いていたということです。模範投てきを行う際、教諭は生徒に気づいておらず、声かけをしないまま砲丸を投げたということです。
上市中学校校長:「見学生徒が2名おりましたので、配置についてはこちらとしては間違いだったと思っております。これは明らかに管理上の管理職のミスで、さほど徹底はしていなかったという反省があります」
教諭は陸上競技部で3年間顧問を務めていますが、砲丸投げを含め陸上競技の経験はありせんでした。けがをした生徒は意識があり、受け答えができるということです。現在、陸上競技部は部活動を停止しています。










