春の大型連休を前に黒部峡谷の観光シーズンがスタートです。黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が19日、笹平駅までの一部区間の運転を開始しました。

運転初日を迎えた19日、トロッコ電車の始発、宇奈月駅では出発セレモニーが行われ、黒部峡谷鉄道の鈴木俊茂社長が、ことしは北陸新幹線の敦賀延伸や、黒部宇奈月キャニオンルートの開業もあることをあげ、「宇奈月・黒部、富山県のにぎわい創出や地域の発展にこのトロッコ電車も貢献していきたい」と挨拶しました。

地元黒部市の武隈市長や宇奈月温泉の女将たちが見守る中、今シーズンの一番列車が出発です。

橋本星奈アナ:
「ガタンゴトンという列車の音、澄んだ空気、心地よい風に癒されます。きょうは曇っていますが、この景色、雪が残っていたり桜が咲いていたりと、今しか味わえない景色が広がっています」


19日に開通したのは全区間の3分の1にあたる宇奈月駅から笹平駅までのおよそ7キロ。
片道27分、休憩をはさんで往復およそ80分間のトロッコ旅です。