福島第一原発の事故に伴う風評を払拭し、地元の農産物の魅力をPRしようと、福島県内5つの農業高校の生徒たちが開発したジャムの販売会が、県庁で行われました。生徒たちが試行錯誤を繰り返しながら完成させたジャムを求めて、多くの人で賑わいました。
阿部真奈記者「県内の農業高校の生徒たちが作ったジャムの販売会が始まります。こちらにはすでに長い行列ができています」
県庁の特設コーナーにできた、なが~い行列。お目当てはこちら、その名も「あなたに贈る青春ジャム」です。これは、県内5つの農業高校の生徒が原発事故に伴う風評を払拭し、地元の農産物の魅力をPRしようと、去年9月から開発を進めてきました。
ジャムは各学校が1種類ずつ開発、ユズ、リンゴ、ブドウ、イチジク、ブルーベリーの5種類が完成しました。16日は300個限定で販売されましたが、1時間ほどで完売したということです。
福島市内の人「ゆずジャムって作ったことがないのでどんな味なんだろうって。あと高校生のみなさんが作ってくれたので味見したいと思った」
磐城農業高校食品流通課3年・内山歩奈さん「5校それぞれの特徴があるジャムなので、それぞれを楽しみながら皆さんに食べていただきたい」
プロジェクトを企画した福島イノベーション・コースト構想推進機構によりますと、今年度分のジャムの販売は終了していて、来年度も引き続き新しいジャムの開発に取り組む予定だということです。










