夏の大会を目前に控えた7月3日。

聖光学院・斎藤智也監督「聖光のユニフォームを着てグラウンドで野球のプレーをすることが、最後になる選手がこの中に多くいることは事実だ。自分の3年間の歩みを思う存分発揮してほしい」

聖光学院のグラウンドでは、大会で控えとなる可能性が高い3年生が主役の壮行試合が行われました。山浅選手をはじめ主力の選手たちは、サポート役に徹し、ベンチから声援を送りました。

3年間の「集大成」としてグラウンドに立った3年生32人。主力の選手たちにとっては控え選手に「感謝」を伝える機会でもあります。山浅選手にも、こみあげる思いがありました。

聖光学院3年・山浅龍之介選手「普段練習の時もサポートしてくれる仲間で、一生懸命練習しているのも分かっていたので、控え選手が)しっかりプレーしているのを見ると感動するというかかっこいいなと思った。この夏は自分たちだけの夏ではなくて去年負けてしまった3年生はもちろん、これからの聖光学院のための夏でもあるので、この夏大事に一戦一戦、戦っていきたい」

夏の大会を前に、一体感を高めた聖光学院。21年の悔しさを胸に新たな歴史を紡ぐ夏が始まります。
(取材・坂本明優)