国内最大級のスキー場「ネコママウンテン」の連結リフトの運行が、ついに始まりました。計画の発表から15年。悲願のリフトが動き出し、会津地方の冬の観光の盛り上がりに期待が高まっています。
今シーズン、福島県内にオープンした国内最大級のスキー場。磐梯山に連なる「猫魔ヶ岳」をはさんで、南にあるアルツ磐梯と北にある猫魔スキー場が合体し「星野リゾートネコママウンテン」に生まれ変わりました。
2つのスキー場を繋ぐため、導入されたのが「連結リフト」です。スキー場同士の往来は、これまで車で1時間ほどかかっていましたが、連結リフトによっておよそ7分で行き来ができるようになります。これによりリフトは13基、コースは33と国内最大規模のスキー場になりました。
22日午前、北エリアでは連結リフトの運行セレモニーが行われ、リフトの名前が発表されました。
「ニャルツチェアリフトでございます!」
リフトの名前は、旧猫魔スキー場の猫から取った「ニャ」と旧アルツ磐梯の「ルツ」、2つを合わせた「ニャルツチェア」です。
小枝佳祐記者「念願の連結リフト稼動直後から、多くのスキーヤーたちが北と南のスキー場を行き来しています」
会津若松市から来た人「すごいいいですね。今までも繋がったらいいなと思っていたので」
千葉から来た人「きょうは向こうの方がおもしろそうだとか、選べる幅が広がったので2倍おもしろいというかお得な感じですよね」
計画が発表されたのは、いまから15年前。リフトの連結部分が国立公園内にあり、山林の開発に必要な関係機関の許認可を得るのに時間がかかりましたが、アフターコロナの動きが本格化するなか、今年、計画発表から15年越しで許認可が下りました。
星野リゾート・星野佳路代表「長い時間かかりましたけど、ここからがスタートだと思っていますので頑張りたいと思います。日本でトップテンのフィールドを持つスキー場が誕生するんですね、それが最大の魅力だと思っています」
ネコママウンテンは今シーズン、前のシーズンより3割多いおよそ22万人の来場を見込んでいるということです。










