福島県浪江町で、希望する住民が帰還できるよう環境を整備する「特定帰還居住区域」の設定に向けて、町が示した計画案に県が同意しました。
政府は、帰還困難区域のうち、復興拠点に含まれない地域について、希望する住民全員を帰還させるため「特定帰還居住区域」を設けています。
浪江町の計画案では、町内14すべての行政区の一部710ヘクタールを「特定帰還居住区域」に定め、事前調査で帰還の意向を示した256世帯の住宅とその周辺の生活圏で除染や整備を進める方針です。
県は21日、復興推進本部会議でこの計画について「異議はない」と同意しました。浪江町では22日、計画を国に申請し、了承されれば来年度にも除染が始まる見通しです。











