1頭の育成費用は300万円
いま、全国には手足が不自由で介助を必要とする人がおよそ1万5000人いると言われていますが、厚生労働省によりますと、正式に認定された介助犬は全国でわずか58頭しかいません。目が不自由な人を補助する盲導犬は、全国で836頭いるのに比べると数が全く違います。福島県内には1頭もいないそうです。

どうしてこんなに介助犬が少ないのか。要因はいろいろありますが、まずは「認知度の低さ」だと日本介助犬協会の担当者は話します。
そして2つ目の課題が「費用」です。介助犬1頭を育成するのに300万円ほどかかりますが、その9割は寄付で賄われています。そのため、1頭でも多く介助犬を育てていくためはより多くの寄付が必要になるということです。