福島第一原発の処理水の海洋放出について、東京電力は11日正午すぎ、1回目の放出を予定通り終了したと発表しました。

東京電力は福島第一原発にたまり続ける処理水について、8月24日から、海水で薄めた上で海への放出を始めました。処理水は今年度、3万1200トンを4回に分けて放出する計画で、初回となる今回は7800トンを17日かけて放出する予定でした。

そして、東京電力は11日正午すぎに、1回目の放出工程をすべて終了したと発表しました。計7788トンを放出し、現段階でトラブル等は確認されておらず、毎日実施している海域モニタリングでも異常はないとしています。

東京電力は今後、3週間ほどかけて放出設備の点検を行い、9月末から10月上旬にも2回目の放出を始める計画です。