新型コロナが5類に引き下げられたこともあり、増加傾向にある飲酒運転。重大な事故につながる飲酒運転の恐ろしさを、TUFの記者が疑似体験しました。
福島市の自動車学校で開かれた体験会。特殊なゴーグルを使って、視覚を酒を飲んだ状態に近づけ、運転します。どんな状態になるのか…記者が実際に試してみました。

植野天斗記者「(見え方が)全然違う」
早速、発進しますが・・・。
教官「速度が7、8キロですね」
記者「7、8キロ!?」

見えづらさからの恐怖で、アクセルを踏み込めません。カーブでハンドルを切ろうとしても・・・。
記者「うわっ」
ハンドル操作がうまくできません。

その後も、ふらつきながらなんとか車を走らせました。
植野天斗記者「目の前がグラグラして距離感もまったくわからなかった。4回も脱輪してしまった。すごく怖かったです」
他の体験者も、飲酒運転の恐怖を感じていました。
体験した人「自分が今どんな状態なのか、よくわからなくて怖くてスピードが出せなかった」
一杯のお酒でも、取り返しのつかない事態を招く飲酒運転。警察も注意を呼びかけています。
福島警察署交通第一課・村越健一課長「早く危険を認知して的確に判断する、そして行動に移すことが(事故防止の)ポイント。アルコールの影響でいずれの能力も低下する。お酒を飲んだら乗るなを徹底してほしい」