福島県内のスーパーなどが協力して、陸上で養殖したベニザケが21日から販売されることになりました。
浦部智弘アナウンサー「このベニザケ、こちらの大きな水槽で1年半かけて養殖されたものなんです」

高級食材「ベニザケ」。冷たい水を好み、養殖も難しいため、流通しているもののほとんどが輸入された天然ものです。
こうしたなか、福島市に本社を置くスーパーマーケットチェーン「いちい」は、NTT東日本や岡山理科大学と協力して、去年1月からベニザケの養殖を始めました。
いちい・伊藤信弘社長「『もしかすると自分たちで養殖しないといけないかもね』と社内で冗談で話していたのが、その時にこのプロジェクトの話が来てやってみようと思った」

養殖では、岡山理科大学が開発した魚が成長しやすいよう調節した人工海水で飼育します。また、水質データやリアルタイムの生育状態はオンラインで確認でき、大学の遠隔指導を受けながら「いちい」が飼育します。
いちい・伊藤信弘社長「いろいろな工夫をしながらなんとかお客さまが買いやすい、買っていただける値段にまで高めていきたい」
その味は・・・。
浦部アナ「脂がしっかりのっていて、身もしっかり詰まっていて、最高においしいです」
この養殖されたベニザケは、22日から3日間、福島市のスーパー「ロシナンテ福島西店」で試験販売されます。
