福島第一原発の処理水を海へ放出する計画について、福島県郡山市で17日、国や東京電力と住民が意見を交わしました。

意見交換会は、市民側が処理水の放出計画について広く県民に説明すべきだとして開かれ、国や東京電力、そして郡山市民などおよそ80人が参加しました。

参加した人からは「海洋放出について県民との信頼関係が損なわれている」といった意見や、放出設備をめぐる安全性などの質問が相次ぎました。

市内から参加した人「浜通りの人だけに特化することがおかしいと思う。当然中通りでも(意見交換会を)やるべきだし、関東でも全国でもほかの国でもやるべきだと思う」

実行委員会では、今後も国と東京電力に郡山での意見交換の場を求めていくということです。