脱税を目的に、税金のかからない油を混ぜ合わせて作る「不正軽油」を取り締まるため、抜き打ちの調査が行われました。

福島県の職員「不正軽油の一斉調査をやっていまして、抜き取りよろしいですか」

13日、福島県内4か所の国道で、一斉に行われた抜き打ちの調査。これは、全国で後を絶たない不正軽油を使ったり、製造したりするのを取り締まることが目的です。税金がかからない重油や灯油などを混ぜ合わせて作る不正軽油は、脱税を目的に作られ、市場に出回ります。

県の職員「いま油を抜かせていただいたんですけれども、どちらで給油されましたか?」

調査では、県の職員が燃料の一部を抜き取り、ドライバーから直近の給油場所を聞き取りました。

県中地方振興局県税部・笠井達也副部長「不正軽油の使用は脱税行為だけではなく、環境にも悪影響を及ぼす。公正な市場競争も妨げるので絶対に不正軽油を使用することのないようよろしくお願いします」

県は、抜き取った燃料を分析して、7月末をめどに結果をまとめるということです。