4日に福島第一原発の海洋放出計画の評価報告書を公表したIAEAのグロッシ事務局長は、5日午後2時半すぎから原発を視察しました。

グロッシ氏は、東京電力の小早川社長の説明を受けながら、海水を移送するポンプや配管のルートなど、処理水を海に放出するための設備などを確認しました。
一連の説明を受けた際、グロッシ氏は「完璧だ」とコメントしました。
このあと、グロッシ氏と小早川社長は、海洋生物の飼育に関する協定を締結しました。協定では、処理水でヒラメなどを飼育するデータを東電が提供し、IAEAが技術的な助言をするということです。
