福島第一原発から出る処理水の海洋放出について、東京電力は、放出設備に不備がないかを確認する試運転を12日始めると発表しました。

福島第一原発の処理水について、政府と東京電力は安全な基準に薄めたうえで、今年夏ごろまでに海へ放出する計画です。

東電は、陸側の放出設備の完成に合わせ、設備に不備がないかを確認する試運転を12日(月)に始めると発表しました。

試運転では、真水と海水を使用し、海底トンネルを通じて沖合約1キロ地点に放出します。

このほか、緊急時に装置が正常に停止するかなどを2週間ほどかけて確認する予定です。

こうしたなか、西村経済産業大臣は、10午後、県内の漁業関係者と処理水の海洋放出について意見を交わします。