「この業界じゃなくてもいい人が増える」
菊田諭司さん「みんなが生活に使うものを運べていることが、やりがいがあります」
ドライバー歴9年の菊田諭司さん。
これまでは走った分だけ高い収入を得られていましたが、労働時間の規制に業界の先行きに不安を抱いています。

菊田諭司さん「給料面は心配。悪くなるんじゃないかという心配はあります」
伊達貨物運送では今後、社員の基本給を上げ、ドライバーの収入の安定を図るとしています。
しかし、業界全体が2024年問題にどれだけ対応できるのか、不安は、払拭し切れていません。
伊達貨物運送・酒井良晃社長「自分の望むような所得を得られないのであれば、この業界じゃなくてもいいという人が増える。なくてはならないものであるのにも関わらず、社会に置いてけぼりになっている」
時間外労働の規制まで1年となりましたが、業界全体も足並みがばらばらで、経営の抜本的な改善を迫られている企業もあるということです。