大雪の予想で、気になるのは道路などの除雪です。
国道の除雪を管理する国土交通省福島河川国道事務所では、「9年前の大雪」を教訓に除雪の体制を強化しています。
雪が降りしきる中、午前中から出動する除雪車。
井上和樹アナウンサー「霊山インターチェンジの側にある、霊山除雪ステーションです。今回はあまり雪が降らない相馬でも大雪が予想されていることから、6台の除雪車が臨戦態勢となっています。」
国交省福島河川国道事務所は、国道4号と国道13号の県北エリア、そして東北中央自動車道の相馬から山形県の米沢北間の除雪を担当しています。

このうち、東北中央自動車道は、普段は融雪剤の散布が作業の中心ですが、今回の大雪は浜通りでも予想されているため、早めに除雪ができるよう霊山除雪ステーションを中心に体制を整えています。
福島河川国道事務所道路管理課・佐藤浩課長「(相馬は)普段積もりにくい地域ですので、積もり始めたら早め早めの出動をして安全な路面管理に努めていきたい」
福島河川国道事務所が教訓とするのは、9年前の2014年の大雪です。
大雪の影響で、国道4号では車が10時間以上立往生する事態になりました。
福島河川国道事務所道路管理課・佐藤課長「(2014年に)国道4号でも車両の滞留が発生していますので、そういったことが生じないように早め早めの除雪を行いながら対応していきたい」