いよいよ来週開幕するサッカーJ2・いわきFC。
鹿児島では、去年J1で戦っていた強豪・ジュビロ磐田と練習試合をするなど充実したキャンプを送りました。
その中には、去年のJ3優勝の立役者が、大けがからの復活を目指す姿がありました。

居酒屋の主人「常に90分間、走り続けている、攻め続けているのが素人の私たちが見ていてもすごくかっこいいなと分かりやすいですね、試合の内容が。だからワクワクしますね」
サポーター「いわきのサッカーはルール分からなくても面白いです」
いわきFCの躍進に沸く、地元のサポーターたち。
今年のチームスローガンは「RELENTLESS(リレントレス)容赦なく、挑み続けろ」
目標は、J2の頂点です。
山下優人主将「自分たちJ2は初めてなのですが、もちろん優勝目指して1年間、戦っていきたいと思います」
J2での戦いに向けて、いわきFCは1月29日から6日間にわたって鹿児島でキャンプを行いました。

この日の練習では、元プロのハードル選手として活躍した秋本真吾コーチから走り方の指導を受けたほか、非公開で戦術面の強化に取り組んでいました。
その傍ら、黙々と別メニューで調整を続ける姿が…
去年31試合に出場し、10得点をマークした優勝の立役者、岩渕弘人選手です。
岩渕選手「最初はこんなにきついのか、想像以上のきつさがあって、チームが優勝決まった瞬間とかも一人だったので、そのときは落ち込んでいましたし悔しさもあったし」

岩渕選手は去年10月、アウェイで行われた宮崎戦での試合中に右足の前十字靭帯と半月板を損傷する全治およそ6ヶ月の大けがをしました。
けがをした直後は落ち込んだものの、岩渕選手のもとに届いたメッセージ「いわきのためにもう一度ピッチで姿を見せろ」。
こうしたサポーターからの多くの励ましの声に奮起したといいます。

岩渕選手「もっと頑張らないとなとか、また戻ってピッチで感謝の気持ちを恩返ししなきゃいけないなという気持ちになれたので、去年やおととしのように自分なりにがむしゃらにひたむきに走って、一番は得点でサポーターの皆さんに勝利を届けられる姿を見せたいです」
岩渕選手は、順調にいけば今シーズンの後半戦から復帰できるということです。










