交通事故鑑定人の中島博史さんはドライバー双方の「焦り」が右直事故を招く要因だと指摘します。

交通事故鑑定人・中島博史さん「右直事故というのは焦りが事故として顕在化しやすい。右折車のタイミングの見計らい(の誤り)と、直進車の急ぐ状況が重なると右直事故に結びつきやすい」

右直事故を減らすために、中島さんは改めて「余裕を持った運転」を心がけてほしいと呼びかけます。

中島さん「右折車両の側は今なら行けそうということで急がないでほしいですし、直進車両は一つ信号を待っても到着時刻は変わらないので、余裕をもって譲り合いの精神を持つということが右直事故を減らすために大事だと思う」

焦らずに運転するという基本はもちろん、ドライバー一人ひとりがより高い安全意識を持つこと、そして顕在化されていないリスクをいち早く見つけて減らしていく交通対策が必要です。