グエンティグックニューさん「シンチャオ クィーカッ」
ベトナム語で「いらっしゃいませ」と迎えてくれたのは、ベトナム出身のグエンティグックニューさんです。
ニューさんは、土湯温泉の老舗旅館、山水荘のスタッフとして接客などの仕事をしています。
今年で3年目を迎えるニューさんは、客とのコミュニケーションも今では日本語でできるようになりました。
ニューさん「ベトナムは今冬だが雪降っていないので、日本は雪降っているので雪の景色を楽しんでもらいたい」
山水荘では、コロナ禍前、外国人観光客は年間およそ2000人訪れていて、そのうちのおよそ2割はベトナム人でした。
そのため、ニューさんなどベトナム人のスタッフを雇用し、ベトナム人観光客を迎え入れる体制を強化していました。
27日、福島空港で3年ぶりに国際チャーター便が再開したことに期待を寄せています。
山水荘・渡邉利生常務「コロナ禍前はベトナムのチャーター便で100名を超えるお客様が来ていたので(チャーター便の再開は)期待できるなと思っている」
インバウンドの復活に向けて、山水荘には力を入れている施設があります。
井上和樹アナウンサー「山水荘から歩いてすぐの場所にできたこちらの施設。旅館とは全く違う雰囲気ですよね。実はこの施設、インバウンド向けにつくられた施設なんです」
山水荘が2018年に隣接地にオープンさせた「YUMORI ONSEN HOSTEL」。
食事を提供しない代わりに価格を抑え、長期滞在の多い外国人観光客の需要を見込んでつくられました。
山水荘では、海外からのチャーター便の運航再開をきっかけにコロナ禍で失ったインバウンド需要を再び取り込んでいきたいと意気込みます。
山水荘・渡邉利生常務「飛行機が飛ぶということはこの地域に大きな経済効果が生まれますし、福島良いところだなと、福島のブランド価値も上がってくるので我々も頑張って受け入れていきたい」
コロナ禍前、福島県内に宿泊する外国人はどれくらいいたのでしょうか?