北越高校 灰野正宏校長「あるカバンの中に人数、行先を記したメモや蒲原鉄道の担当者から運転手に渡したと思われる封筒などであります」
磐越道で21人が死傷したバス事故。

10日北越高校が会見を開き、事故現場に現金の入った封筒があったことが新たに分かりました。

この事故では、バスに乗っていた男子生徒1人が死亡、20人がけがをし、バスを運転していた若山哲夫容疑者が逮捕されています。

蒲原鉄道 茂野一茂社長「今回は貸し切りバスを使わずにレンタカーを使って送迎をしたいというお話をいただいたのでドライバーの方も紹介いただけないかということでしたので」

北越高校 灰野正宏校長「事実ではございません。私どもとしては『レンタカーにしてください』とお願いをしたりそれから『運転手がいないので出してください』というお願いはしていません」

事故を巡って主張が食い違う高校とバス会社。

ソフトテニス部の顧問は、レンタカーと運転手を依頼したことを改めて否定しました。

ソフトテニス部顧問 寺尾宏治氏「私としては蒲原鉄道にバスの運行を依頼した認識でありバスは蒲原鉄道のバス運転手は蒲原鉄道の運転手であると認識していました」

そして会見で明らかになったのは、現金が入った封筒の存在です。

北越高校 灰野正宏校長「3万3000円です。(封筒には)手当、高速、ガソリンと(書いてあった)」

高校によりますと封筒は、現場にあった所有者不明のカバンに入っていて、そこには、若山容疑者の名前が書かれていたといいます。

高校は、この封筒を警察に提出したということです。一方、逮捕された若山容疑者は、逮捕前、次のように話していました。
「Q.これまでに事故を起こしたことはあるか?A.全くないです」
「Q.これまでに事故はなかった?A.ないです」


しかし、捜査関係者によりますと若山容疑者は事故の数か月前から複数回、別の事故を起こしていたということです。

若山容疑者を数十回乗せたというタクシードライバーは・・・
タクシー運転手「免許もう返納しねばなーみたいなことを言ってました。足が不自由でしたからね、よくあんなでっけえバス運転できんなーみたいな。信じられないですよだから」

捜査関係者によりますと、バスに乗っていた生徒の一部が警察に対し「危ない運転だった」「運転が荒かった」と話していたということです。

また、去年5月から1年間で北越高校名義で蒲原鉄道の営業担当を運転手としたレンタカー契約が今回の分を含めて約10件あったことが国交省の関係者への取材で分かりました。

ソフトテニス部だけではなく複数の部活で確認されたということです。

警察は、いわゆる「白バス行為」にあたるかどうかも含めて、捜査を進めています。