オミクロン株対応ワクチンの接種をさらに促進しようと、福島県は、ワクチンの大規模接種を郡山市で行いました。
水津邦治アナウンサー「ワクチン接種が行われたのは、郡山市のホテルハマツです」
県では、今月17日にオミクロン株対応ワクチンの大規模接種を行いましたが、希望者が多かったため、急きょ、追加でホテルの予約を取り接種会場としました。
会場には、年末年始を前におよそ140人が訪れ、接種を受けました。
浪江町から避難してきた人「他の医療機関だと(接種日が)来年になっていたので、年内に早く打ちたいなと思ったら、ちょうど連絡が来たので」
郡山市の高校生「年末年始なので外出もしたいし、予約を取るべきだなと思った」
県によりますと、オミクロン株対応ワクチンの接種率は40%(26日現在)で、発症や重症化を予防できるとして、早めの接種を呼び掛けています。
こうしたなか、26日は、郡山市で557人、いわき市で461人など合わせて3232人の感染が新たに確認されました。感染者数は、6日ぶりに3000人を上回りましたが、11日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。
入院は422人で重症は3人、病床使用率は55.1%です。
県によりますと、県内では医療機関に入院していた6人の死亡が確認され、27日までの1週間で46件のクラスターが発生したということです。
県の担当者「この冬場の時期というのは例年救急搬送が多くなる時期です。医療機関の受診がより難しくなるところでもありますので」
県は外来診療への集中を防ぐため、検査キットによるセルフチェックを積極的に活用することなどを呼びかけています。