JR常磐線・夜ノ森駅のシンボルともなっているツツジの再生事業をめぐり、補助金の不正利用が発覚したとして、福島県富岡町は、川内村のNPOとその代表を提訴することとなりました。

提訴の議案は、17日の富岡町議会で上程されました。それによりますと、不正利用が発覚したのは、川内村のNPO法人「元気になろう福島」で、町は交付した補助金477万円の返還を求め、法人とその代表を提訴することを決めました。

富岡町・山本町長

提訴の議案は17日の議会で、全会一致で可決されました。夜ノ森駅のシンボルともなっているツツジ。町によりますと、「元気になろう福島」はこのツツジの再生事業で、補助金を受けていましたが、その補助金を借金の返済や別の事業に充てていたことがわかったということです。また、偽造した領収書を町に提出したことも発覚しました。

議会での可決を受け、町は数日中に民事裁判の訴えを起こす予定で、有印私文書偽造の疑いで、刑事告発も行う方針です。