12月15日は年内最後の年金支給日です。年金支給日は「なりすまし詐欺」が多発する傾向があるため、福島県警察本部では15日に各警察署で広報活動を実施するなどして注意を呼びかけています。
年金支給日は警察や市役所、年金事務所などの職員を装った不審な電話が多発する傾向があります。
最近の傾向としては
「あなた名義の口座がマネーロンダリングに利用されている」
「口座のお金を調べる必要がある」
「あなた名義の携帯から大量に迷惑メールが送られている」
「あなたの口座に犯罪のお金が入金されている」
「犯人の家であなた名義のカードが見つかった」などの予兆電話が報告されているということです。
警察や行政機関の職員が電話でキャッシュカードの暗証番号を聞くことはありません。電話でお金の話になったら「なりすまし詐欺」を疑い、そうした電話があった場合は一度電話を切り、家族や警察などに相談するよう警察や行政機関では呼びかけています。
2025年は11月末現在で、福島県内の「なりすまし詐欺」の被害件数は182件、被害総額は11億6,275万円にのぼっています。これまで年間被害額が最多だった2014年の4億7,000万円を大幅に上回り、2003年の統計開始以降最悪となっています。このうち65歳以上の被害者は45.6%となっています。










