職員不在時は「蹴破って」中へ

西山支所長「注意報が出た場合は、まずは海から離れて高台に逃げていただくことが大原則なんですけど、緊急時、津波で避難が必要となった場合は、こちらを蹴破るようになっています」

通常の出入り口のほか、夜間など職員がいない場合でも避難できるよう、蹴破って入る入口が設置されています。

西山支所長「蹴破っていただいたら、まず、みなさん避難してくる人のために、ドアのカギを開けていただいて、そのあとに避難してくる方は階段を通って屋上に上がると」

2016年11月に発生した福島県沖を震源とする地震では、沿岸に津波警報が出され、実際に住民が蹴破り、避難しました。今回の地震では、すぐに支所の職員が来たため、使われることはありませんでしたが、県外から仕事で訪れていた5人が避難してきたということです。

一方、気象庁は大規模な地震が発生する可能性が普段よりも高まっているとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表。市は今後1週間程度、24時間態勢で、職員を入れ替えながら情報収集や問い合わせなどの対応にあたるということです。