福島県飯舘村にある養鶏場の死んだニワトリから、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。
県によりますと、6日午後4時ごろ、採卵鶏およそ10万4000羽を飼育する飯舘村の養鶏場から「普段より死んでいる数が多い」と県に連絡がありました。
県が簡易検査を行ったところ、検査した13羽のうち9羽が、鳥インフルエンザウイルスの「陽性」が確認されたということです。

検体は、県中央家畜保健衛生所に送られ、遺伝子検査などの精密検査を行っていて、結果は7日午後に判明する見込みです。「高病原性」の鳥インフルエンザであることが確定すれば、10万4000羽すべての殺処分が行われるということです。
隣接する伊達市の養鶏場では、11月、県内で1例目となる高病原性鳥インフルエンザが発生し、殺処分などの防疫措置が完了していました。