東北電力は、およそ8割の家庭が契約する料金プランについて、来年4月からの値上げを国に申請しました。この冬は、7年ぶりに節電も呼びかけられています。
どうすれば電気代を抑えながら効率良く部屋を暖めることができるのか、家電のプロに聞きました。
■こたつ・エアコン・オイルヒーター・電気ストーブ 電気代の違いは?
日に日に本格化する冬の寒さ。
みなさんは家にいる時、どうやって暖まりますか?
福島市民・男性「朝起きると寒いので、こたつで温まることが多い」
福島市民・女性「特に暖房の電気代が一番かかるので大変です」
福島市民・女性「体調を崩さない程度に使うしかないなと思う。電気料金の値上げは仕方ないかなと思う」
ということで、どうすれば節電できるのか?
郡山市の「ヨドバシカメラマルチメディア郡山」で「家電のプロ」、家電製品アドバイザーの高橋涼太さんに聞きました。

熊崎結萌アナウンサー「突然ですが、この4種類の中で安いのはどれですか?」
ヨドバシカメラマルチメディア・高橋涼太さん「こたつが電気代が安くて、1時間あたり約3円~5円くらい」

電気代だけでみれば、こたつが断然安く、エアコンとオイルヒーターが30円から40円ほど、電気ストーブが25円~30円ほどかかります。

それでも、一番のおすすめは…。
ヨドバシカメラマルチメディア・高橋涼太さん「さすがに一日中こたつの中にいることはできない。部屋全体を暖められるエアコンを使用される方が多いと思います」
では、どうすれば電気代を抑えなながらエアコンで効率よく部屋を暖められるのでしょうか。
高橋さん「できれば理想は設定温度を20度にしていただく。エアコンの暖かい風は上にのぼってしまう性質があるので、風向きを下に設定する」

暖かい空気は、50%~60%ほど窓から逃げてしまいます。
熱を逃さないためには、日中でもカーテンを閉めたり、断熱シートを窓に貼ったりするのが効果的です。

さらに…。
高橋さん「より効率的に部屋を暖めることができるおすすめの家電をご紹介したい」
それが、空気を循環してくれる「サーキュレーター」。

高橋さん「エアコンをそこまで高い温度に設定しなくても、部屋全体が均一にぽかぽかとなる」
他にも、エアコンと併用してほしいという家電が「加湿器」です。
同じ室温でも、湿度が高い方が汗の蒸発が抑えられるため、体感温度が高くなるといいます。

喉や肌の乾燥を守るためにも一石二鳥ですよね。
一方、体の中からも温めたい!という人に効果があるとされている食材があります。