安部遼アナウンサー「ずらっと並ぶ来年の干支、ウサギの張り子人形。最盛期を迎え、絵付け作業が進められています。」
福島県郡山市西田町にある高柴デコ屋敷の一つ、「彦治民芸」。
10代目の橋本高宜さんと息子の大介さんが、張り子に手作業でウサギの顔を描いていきます。
伝統の「玉うさぎ」は、体に描かれたボタンの花と黒い目の愛らしい表情が特徴で、今年は初めてパールピンクのウサギも登場しました。

ウサギは、月からの使者で「ツキ(幸運)」を呼ぶともされ、下り坂より上り坂をのぼる方が得意なことから、「逆境に負けず突き進む」象徴として縁起の良い動物とされています。
高柴デコ屋敷 彦治民芸11代目・橋本大介さん「ウサギは飛び跳ねるので、さらに来年が跳躍、飛び跳ねてほしいという思いですね。飾っていただいた方に少しでも笑っていただけるような作品を作りたいです。」
張り子人形作りは、来年1月末まで続き、およそ8000個作られる予定です。
ウサギの張り子人形は「彦治民芸」のほか、福島市のコラッセふくしまにある「県観光物産館」などでも買うことができるということです。