福島県会津若松市の鶴ヶ城公園では、年末恒例となる飯べらの焼印を押す作業が6日から始まりました。
6日午前8時半ごろ、天栄村では雪が降り、屋根や車にはうっすらと積もっていました。6日の県内は、南岸低気圧の影響で中通りや浜通りを中心に雪が降り、白河市で2センチなど今シーズン初めての積雪となった所もありました。
こうした中、会津若松市の鶴ヶ城公園では、飯べらに焼印を押す作業が始まりました。
飯べらは「福をめしとる」縁起物で、無病息災や五穀豊穣などを願って、50年以上作られています。
来年の干支の卯の文字が押されている飯べら。
例年配られている天守閣は、いま工事が行われているため、今回は天守閣隣りの南走り長屋で開かれているデジタルアートの入場者を対象に、元日から先着3000人に無料で配られます。
鶴ヶ城公園を管理する会津若松観光ビューローの職員らが丁寧に作業をしていました。
会津若松観光ビューロー・佐藤有香さん「無病息災や新型コロナの収束の思いを込めて従業員一丸となって頑張っていきたい」
作業は、12月中旬まで行われます。