福島第一原発の安全な廃炉作業について、国の関係者や福島の県民などが意見を交わす会議が福島市で開かれ、県民からは「風評対策の中身を改善したほうがいいのでは」といった意見が出されました。
この会議は、福島第一原発の廃炉作業に県民の意見を反映させようと開かれ、国や東京電力のほか、双葉町や南相馬市など県内10の市町村から選ばれた住民などが出席しました。
会議では、東京電力が廃炉に向けた取り組みや作業の進捗を、また、国は処理水の処分に伴う風評対策などについて住民に説明しました。
これに対し住民からは・・・
南相馬市の住民「安心と安全は違う。安全というのは数字で見えるけれども、安心というのは1人1人の心の中なのでそれを変えることはなかなかできない。もう少し対策の中身を改善したほうがいいのではないか」
国と東京電力は、会議で出た意見を踏まえた上で引き続き、対策の強化に努めていくとしています。