エアレースパイロットの室屋義秀選手が世界初となる新しい競技を10月、福島で公開します。その名も「エアダンスバトル」。ブレイクダンスのようなエアショーということで、世界初披露に向けたリハーサルに密着しました。
来月12日開催のイベント「WINGS(ウイングス)」に向けてスタッフが顔を揃えました。
【エアレースパイロット・室屋義秀選手】
「離陸時間から逆算してスタートしてくるので、我々は分以下、秒単位で決めておいてもらいたい」
イベントの呼び物であるエアダンスバトルは室屋選手が考えた新しい競技です。

競技のルールや採点方法を決めるだけでなく、観客に楽しんでもらうための演出を考えることも重要です。
【エアレースパイロット・室屋義秀選手】
「何分しゃべって何分でスタートして、ステージの進行とそれに合わせて音と映像とが出てくると思うので、そこをきょう今作ってテストした方がいい」
新競技エアダンスバトルは、パイロットのフライトとDJが放つビートがシンクロする競技です。
【エアレースパイロット・室屋義秀選手】
「世界初です。こっち側で合わせるのは、このスタイルは今まであったのは、音にパイロットが合わせる。飛行機に音を合わせた方がもっとダイナミックにできるんじゃないかな。パイロットはきっちり飛んで、音はアレンジしながらお客さんのノリとか雰囲気で合わせられるんじゃないのかな」

今回のバトルで室屋選手と対戦するのは、エアレースXで総合3位のアーロン・デリュー選手。成長著しいオーストラリアの新鋭です。
本番では、室屋さんが操縦する飛行機とデリュー選手の飛行機が、まるでブレイクダンスのように40秒ごとに交互に技を繰り出しそれを審査員と観客が採点します。
【エアレースパイロット・室屋義秀選手】
「観客の見どころは、40秒ごとに次々と技が繰り出されるのと音楽が鳴っているので、ただ見てどっちがすごかったかを判断してもらって、みんなで参加して盛り上がって、お客さんと一緒に楽しみたい。ぜひスカイパークに来ていただいて世界初の目撃者、参加者になってもらいたい」
このエアダンスバトル、観客も審査に参加できます。タオルを購入して、いい演技だなと思う選手の色のタオルを振るということです。
音楽ライブなどもあるイベントWINGS(ウイングス)。料金は車1台につき3000円で有料の観覧エリアもあるそうです。チケット販売サイトイープラスで購入できるほか、直接購入できる窓口もあるということです。