福島出身の元Jリーガー萬代宏樹(ばんだいひろき)さんが、福島県中島村の小学校で特別授業を行い、スポーツを通して子どもたちに笑顔を届けました。

子どもたちの前に登場したのは、元Jリーガーで福島東高校出身の萬代宏樹さんです。中島村にある全校児童100人あまりの吉子川小学校で特別授業を行いました。

二本松市で育ち、高校卒業後はベガルタ仙台やモンテディオ山形などで活躍した萬代さん。選手生活を振り返り、子どもたちにメッセージを送りました。

萬代さん「仲間を思いやる気持ちね。自分のことだけじゃなくチームを考えられる人間になりましょう」

この授業は都市部以外の小規模な学校でもアスリートと交流する体験をしてもらおうと開かれました。

子どもたちは萬代さんの指導で遊びの要素を取り入れながら、サッカーボールに触れ、体を動かすことの楽しさを学んでいました。ミニゲームに加わった萬代さん。巧みなボールさばきを披露します。

子どもたちは、萬代さんを「バン先生」と呼んで一緒に体を動かし、元気な声を響かせていました。

参加した児童ドリブルのやり方を教えてもらって、僕もサッカーが好きになりました」

参加した児童「みんな頑張れたし、何よりその時、みんなの気持ちが一つになれた感じがしてとてもうれしかったです

萬代さん「福島で活動できたということは、僕にとってすごい大きなことで、体を動かすことが楽しかったり『バン先生』が来て楽しかったなという思い出に残ってもらえれば、僕はすごくうれしいなと思います」

子どもたちにとっても「バン先生」との時間は忘れられないものとなったようです。