今年1月、JR郡山駅前で酒気帯びの状態で車を運転し、大阪府の受験生の女性をはねて死亡させたなどとして、危険運転致死傷などの罪に問われた福島県郡山市の会社員の男の裁判が、8日から福島地裁郡山支部で始まります。被告の男が「赤信号を故意に無視したかどうか」が争点となります。

郡山市の会社員・池田怜平被告(35)は、今年1月22日、酒気帯びの状態で車を運転し、JR郡山駅前の横断歩道で当時10代だった大阪府の受験生の女性をはねて死亡させたなどとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。

池田被告

起訴状によりますと、池田被告は赤信号を無視して進行しようと考え、時速およそ70キロで交差点内に侵入し、横断歩道を歩いていた受験生の女性をはねて死亡させたほか、付近で自転車に乗っていた女性に全治およそ2週間のけがをさせたとされています。

事故があった現場

地裁郡山支部で4日までに公判前整理手続きが開かれ、池田被告が「故意に赤信号を無視したかどうか」が争点となります。注目の裁判は裁判員裁判で行われ、初公判は8日、判決は17日に言い渡される予定です。