「命に関われる仕事って何だろう」
五十嵐さんは、30日に開かれる人命救助の技術を競う全国大会に東北代表として出場します。
五十嵐叶さん「東日本大震災が一番大きい影響で、当時小学6年生だった。浪江の知り合いが被災したり、辛い思いをした方がいっぱいいた。私が命に関われる仕事って何だろうと考えた時に消防だった」

五十嵐さんが出場する種目は「引揚(ひきあげ)救助」。郡山消防署によりますと、この種目で、女性救助隊員が全国大会に出場するのは、県内で初めてだということです。
「引揚救助」は、マンホールや地下を想定し、5人1組でロープを使って、要救助者を引き揚げるまでのタイムを競います。五十嵐さんは、タイムに直結する繊細なロープ裁きを担います。小さな手で素早く金具を扱うのも努力の証です。
