12日、甲子園で惜しくも初戦敗退となった聖光学院。さらなる高みを目指して早くも新チームが始動しました。
夏の甲子園で山梨学院に敗れた聖光学院。試合後、選手たちは宿舎に戻ると、それぞれが仲間たちにこれまでの感謝を伝えました。
聖光学院・竹内啓汰主将「また明日みんなで練習できているような映像が頭の中にずっとあるけど、もうこうして俺らの高校野球終わってしまったけど、これからも聖光学院は続くと思うから、俺が学校で経験したことを後輩にも話したうえで、これからの聖光学院をもっともっと発展させていけるように、俺ら自身もこの後も成長できるようにやっていこう」
無念の敗退から一夜明けた13日、選手たちは学校に戻り、保護者や関係者から温かい拍手で迎えられました。帰校式では、斎藤智也監督が「自分や仲間を信じてグラウンドに立ち続ける姿は、日本で一番だった」と選手たちをたたえました。
また、キャプテンの竹内啓汰選手は「最高の仲間と指導者のもとで、最高の高校野球生活をおくることができた」と晴れやかな表情で振り返りました。叶わなかった大きな夢を後輩たちに託します。
竹内啓汰主将「今までの聖光学院とは違った色のある聖光学院を作ったうえで、甲子園に戻って日本一になってほしい」
先輩たちの思いを受け継ぎ、新チームが始動。早速学校のグラウンドでキャッチボールやノックで汗を流しました。そんなチームのキャプテンを任されたのは内野手の猪俣陽向選手。12日の甲子園で2番・サードで出場しました。「歴史を塗り替えてほしい」と竹内選手から声をかけられたと話し、甲子園で味わった悔しさを糧にリベンジを誓います。
猪俣陽向新主将「神宮大会(秋の全国大会)という大きな舞台に戻って日本一という目標を目指してやっていこうという気持ち」
悲願の日本一へ。聖光ナインは9月に行われる秋の県大会に挑みます。