数々のドラマを生んできた市町村対抗「ふくしま駅伝」。今年は郡山市が大会新記録で10年ぶり7回目の総合優勝を果たし、幕を閉じました。
ふるさとの誇りをかけた832人のランナーたちの走りを振り返ります。


今年のふくしま駅伝には、白河から福島までの16区間95キロに52チームが参加しました。

女子のエース区間花の1区で飛び出したのは福島市の鈴木葵選手でした。
レース序盤から圧倒的な走りを見せた鈴木選手は、2位と30秒近く差をつけ、トップでタスキリレーします。

福島市1区・鈴木葵選手「きょうは100点満点とはいきませんが、自分の攻めの走りでしっかりとレースが出来たと思います。」

これまで、日本を代表する数々のトップランナーを輩出してきたふくしま駅伝。
今年も未来を担う注目選手が快足を見せました。

鏡石町の3区、中学3年生の増子陽太選手。

バイク実況「世代最強の中学生、鏡石町の増子陽太につけています。日本記録の保持者です。現在すでに3人選手を抜き去りました。」

今年3000メートルで中学新記録をマークした増子選手。3区は高校生や社会人ランナーも走る区間ですが、12人をごぼう抜き。
見事区間賞を獲得しました。

鏡石町3区・増子陽太選手「チームのためにも1秒でも早く、1人でも多く抜ける気持ちを最後まで持って走れたのは、次の走者にも繋がったかなと思って、そこは良かったかなと思います。」

レースは4区で大きく動きました。