県と福島市は開発規制を「強化」

問題となっているメガソーラーをきっかけに、4月から福島県と福島市がそれぞれ開発の規制を強化しています。

まず、福島市では、条例でエリアを分けました。災害の発生や景観の悪化を招くおそれのある、市の面積の7割は「禁止区域」とし、それ以外の地域は開発を「許可制」にしています。

一方、県では、悪質な事業者の公表を行うことにしています。計画と異なる工事をしたり、道路や住宅に土砂を流出させたりして、県から処分や指導を受けた悪質な事業者に対して、名前や住所、処分に至ったいきさつなどを公表するというものです。

いずれも4月から始まっていますが、市と県の担当者に聞いたところ、それぞれ、現時点では違反はないとしています。

メガソーラーをめぐっては、景観が変わることへの懸念や、災害への不安など、トラブルも多くなっています。再生可能エネルギーの推進と、どう両立を図るのか、その対策が求められています。