人口増加は東京・埼玉のみ
総務省が発表した、去年10月1日時点の人口推計によりますと、外国人を含む日本の総人口は前の年から55万人減って、1億2380万2000人となりました。減少は14年連続です。そして、日本人に限ると、およそ90万人減っていて、1950年以降で、最大の落ち込みとなりました。

減少とともに、もう1つ、顕著になっているのが首都圏への「一極集中」です。今回、人口が増加したのは、東京都と埼玉県のみでした。福島県の人口は、174万3000人あまりで、およそ2万4000人減り、27年連続の減少となりました。

減少率で見てみると、最も高いのは南会津で3.33%、次いで相双が2.62%、会津が1.81%と続いています。人口が増加した自治体は、西郷村と大玉村のみで、それ以外はすべて減少が続いています。

23日に開かれた交流会のように、立場を超えて知恵を出す必要があるほか、今後は、社会の基盤をどう維持するかということも議論が必要です。