3月28日に発生した、ミャンマーを震源とするマグニチュード7.7の地震。700人以上が犠牲になったマンダレーでは、現地に住む日本人2人が負傷したほか、倒壊した建物にいた日本人1人と連絡がとれていないということです。

こうしなか、福島県の内堀知事は、31日の会見で、県関係者の被害は現時点では確認されていないとしました。

内堀知事「県の対応は、今後の状況を見ながら検討を進めていきたい。ミャンマー連邦共和国、タイ王国の1日も早い復旧復興を祈念している」

郡山市で5つの専門学校を運営する「FSGカレッジリーグ」では、ミャンマーからの留学生が77人在籍しています。

ミャンマーからの留学生「戦争もあるからあまり大丈夫じゃないです」

こちらの3人は、FSGカレッジリーグの国際アート&デザイン大学校に去年から留学していて、ミャンマーに住む家族の安否を心配しています。

留学生「電気とか水とか大丈夫ですかと聞いている。それに対して私の母は『大丈夫です、心配しないで』と」

3人によると、最大都市ヤンゴンでは、地域によって、1日2時間しか電気が供給されない状況が続いているということです。また、全体として医師やボランティアのほか、飲料水などの物資が足りていないということです。

留学生「助けるグループとかは特に必要。今は水や食べ物が必要な状況です」

一方、マンダレーなどには、中国など各国からの支援部隊が応援に入っていますが、被害の規模があまりにも大きく、救助活動は難航しているということです。

ミャンマー中部で発生した今回の大地震では、これまでにおよそ1700人が犠牲となっていて、一刻も早い救助が待たれます。