県内医師数 全国42番目の低水準

一方で、いま「医師不足」が深刻化しています。医師の数の推移を示したグラフをみると、2022年12月時点の県内の医師の数は、4096人でした。震災後、およそ3500人まで減少した時期と比べると、震災前の水準まで回復しました。

一見、増えていて、医師不足にはみえませんが、人口10万人あたりの医師の数をみると福島県は218.7人で、全国で42番目と、低い水準です。特に、小児科、産婦人科、麻酔科、救急科は人手が足りず、全国平均を下回っています。

医師の確保は福島で安心して暮らすために必要不可欠で、県内で医療に携わる人を増やすための環境作りが求められています。